営業の仕事

営業の仕事というのは、人に会うことの多い仕事だから時間どおりというわけにはいきません。
取引先を回って自社製品を勧めて契約を取りますが、契約をもらえるまでにはいろいろ雑談が入ります。
一見無駄なように思える雑談ですが、顧客がどんな製品を求めているのか、それに対してどのような売込み方をすればいいのか、情報収集をする時間なので決して無駄なものではありません。

営業にとっては、この顧客対応が重要な仕事なので、この部分に多くの時間をさき、ほかのことは効率化をはかりたいと考えています。
ほかのことというのは、契約を成立させるために作る書類とか見積書などの事務作業、あとは社内における企画会議にあてる時間などです。
また、得意先が遠方にある場合には、そこに移動するまでに時間がかかります。

これらの時間の効率化をはかる方法としては、書類や見積書を専門に作る営業アシスタントを雇うとか、企画会議を短縮して、移動時間を工夫することなどがあげられます。
移動時間は、通常は車を使って移動していますが、バスや電車で移動するようにすれば、電車内を考える時間にあてることができます。

効率化をはかるには

走る男性営業職の効率化をはかるには、営業アシスタントを雇った方がよいでしょう。
有能な営業アシスタントを雇えば、事務作業を任せることができるので、自分は外回りの仕事に専念できます。
プレゼンテーション用の資料や報告書の作成など、時間のかかる作業を分担し任せることができます。
営業が得意先にいるときは、ほかの得意先との連絡が取れませんから、営業アシスタントをその連絡のパイプ役にすれば、時間を有効活用することができるでしょう。
得意先と会う時間のスケジュールの調整なども、営業アシスタントの仕事です。
アシスタントの助けがあれば、営業は提案により集中して仕事をすることが可能となります。

また営業道具となる提案資料をスムーズに準備するために、プレゼン作成用ソフトのインストール、綺麗に印刷される用紙やプリンターの準備など社内の設備の見直しも行うと良いでしょう。

企画会議

営業職では、社内で定期的に企画会議が開かれます。
企画会議では手元に資料が渡されて、営業マンが先月の実績などから、今月のノルマ達成について話し合います。
この企画会議も効率を考えないと、ダラダラと雑談だけして終わるようなことになってしまいがちです。

まず、1時間なら1時間以内に企画会議を終わらせることを考えて、要点だけを話すようにすることでしょう。
資料などはあらかじめ全員に渡しておいて、読み込んでおいてもらいます。
企画会議では、先月の実績の報告と今月の目標達成についてだけ重点的に話し合えばそれほど時間はかからず、有意義な話し合いができます。

要するに、無駄なことに時間を使わず、密度の濃い話し合いを徹底するというのが効率化をはかるポイントになります。
このような効率化をはかることで、営業マンは自分の仕事に力を注ぐことができるというわけです。
これは、ベテランの営業マンの話ですが、若い営業さんのためになる話でしょう。